生活の豊かさを広げるのための『プライベート公園』
お庭に出たくなるような公園風ガーデンを目指したガーデンリフォーム

お庭という場所の意味、存在から考えてみました。

こちらのご家庭にとって『お庭』をどういう位置に持ってくるのか。

 

以前は全く一歩もお庭に行くことがなかったそうです。

そこで今回の課題は『お庭に行きたくなる』そんな魅力的な場所を目指しました。

休日に家族みんなで出かけるような”ナチュラルな公園”のイメージです。

庭の奥へ引き込まれるリズミカルなステップを踏む飛石

玄関から続くお庭の奥へのステップは

引き込まれるようなリズミカルな魅力をもたせました。

『ここを歩きたい』『この石を踏んでみたい』

そんな子供心をくすぐるような感覚です。

同じ種類の石でも色んな色合いがあるのが天然石の魅力

インド産の砂岩を選びました。

 

今回は明るいイメージですので飛石も明るい軽やかな感じです。

天然石は同じ種類でも色んな色合いがあるのが魅力です。

同じ質感で、ちょっとづつ違う色合いがリズムを生みます。

平坦な地面にアクションを与える小さな築山

とても平坦な地面は広々として、スカッとした開放感がありませが

やっぱりそれだけで魅力があるわけではありません。

 

魅力というのは思わず吸い込まれる感覚です。

 

ここでも”リズム”を持たせるために

小さな起伏を作ることにしました。

 

といえ、広々とした公園にある大きな丘や高原ではありません。

お隣りのご自宅や低いフェンスなどとの調和を考え

『小さな丘』を強調するために、石積みを行いました。

あえて強調する色合いの石積み

ただそこに小さな山が有るだけでは

存在もあやふやですし、興味をそそりません。

 

あえて明るめの色合いの石積みを土留めとして使うことで

小さな丘の輪郭がはっきりし、存在感が増します。

”小さいながらも明確な存在感のある丘”

 

それがお庭の奥にあることで

玄関からの興味や目線を引くことになります。

 

また高低差があることが

かえってその空間を広く感じさせることになります。

メンテナンスを最小限に抑えた新設植栽スペース

植栽スペースは新設しました。

 

芝生と植栽スペースは樹脂の板で区切ります。

これによって表の見た目から、地中の根っこまで分けることが可能です。

 

レンガの花壇とか、大げさな施工は提案しませんでした。

あくまで自然風な公園を目指したからです。

 

一見しただけでは区切られていないように感じる

自然な植物の棲み分けが優しい魅力にあふれています。

 

また植物はメンテナンスが少なくなるようなモノを選択しました。

手入れが義務になると、お庭の存在が負担になるからです。

 

剪定もバッサバサ、植え替えもザックザク

そんな大雑把な感じで元気に成長が見込める

それでいてナチュラルガーデンに合った植物達です。

朽ち果てたウッドデッキを修復

さらに今回は朽ち果てていたウッドデッキを修復しました。

 

以前の状態は雨が当たる部分と、当たらない部分で

痛みが大きく違いました。

 

ですので今回は『ウッドデッキの修復』を行いました。

つまり傷んだ部分だけ交換するということです。

予算を考慮し、使える材料は再利用し

足りない材料は新しく用意しました。

 

見た目は全く新設した感じに出来上がっていますね。

朽ち果てた木製ルーバーを交換

さらに道路に面した駐車場の裏にある

木製のルーバーを交換しました。

 

以前のは雨で朽ち果てており、危険な状態で見た目も悪かったので

今回はハードウッドですべて交換しました。

 

ルーバーの下の部分を持ち上げることで

雨で腐ってしまわないよう

被害を最小限に抑える設計にしてあります。