2019年の平成から令和またぎの10連休ゴールデンウィーク
初夏の新宿御苑に行ってきました!

新宿駅から歩いて一番スムーズにたどり着く
一番大きな新宿御苑の入り口である”新宿門”から入りました!
本日は庭園を訪れるには最高の日
『みどりの日』です!
ぐりんぐりん/grengrenの日でもあります。
なぜって?
緑みどり⇒green green⇒グリーン グリーン⇒グリングリンだからです!
世界中が素敵なみどりでいっぱいになれ!って社名ですから。

というわけで”無料開放日”なんです!
新宿御苑では特別な日は無料で開園しています。
ちなみに明日、5月5日も”こどもの日”で無料開園ですよ!

これは都内のどこの庭園でもあったように思います。
”季節のオススメの植物”案内看板です!
全部見れなくても一応見ておけば、役に立つと思いますよ。

園内の地図も見ておいた方がいいですね。
何となくでも”こうやって回ろう!”とか全体のイメージが湧きますね!
携帯用のパンフレットも絶対にありますのでもらっておきましょう!
迷子になるほど広いですし、園内は迷路です!!

都内の庭園ではどこもやってると思いますが
ガイドさんが園内を説明して色んなところに連れて行ってくれます!
今見るべきところも、全部お任せしてしまって
楽に、たのしみましょう!
日にちと時間が決まっているので
たまたま合えばラッキー!
合わせていくのはもっと素晴らしいですね!

それにしても広大な広さですね!
都会のど真ん中とは思えないです。
遠くに見えるビルも気にならない距離感ですね。
では2019年初夏のオススメ新宿御苑、ピークを迎えた季節の植物たち
順番にご紹介していきましょう!
1:整形式庭園

新宿御苑の一番奥って言っても良いくらい奥にある
『整形式庭園』です。
いわゆるフランス式庭園なんですが、バラ花壇があるので
人であふれていました!

すべてのバラが咲いてるわけではなく
今の時期に咲くものだけです。
初夏の今は全体の3割ぐらい咲いていたでしょうか。
咲いているバラを追っていたら
色んな角度から庭園を見ることになります。
ぐるぐる回って!

とても大輪のバラですね。見ごたえがあります。
バラは愛好家も多く、品種改良も頻繁に行われています。
評価が高く、良く育つ安定したものは
定番として世の中に広がっていきます。

整形式庭園の周りはサツキで囲まれています。
初夏のオススメにもありましたが
まさに今は時期、旬のお花ですね!
2:プラタナス並木

みごとなプラタナス並木です!
あまりに新緑が綺麗だったんでご紹介したいです!

渋谷の街路樹としても使われていますが
新宿御苑のプラタナス並木は樹形もとても綺麗です!
雰囲気もいいので、ゆっくりするにはオススメです!

新緑の葉っぱがとても綺麗です!
やはり植物には良い時期ですね!
3:下の池の”コデマリ”

これは”初夏のオススメ”の看板には入ってなかったんですが
”コデマリ”です。

とても綺麗だったんで思わず見入ってしまった!
4:ホオノキ

開花のピークを迎えた”ホオノキ”
お庭などで使われることは少なく、公園ぐらいしか見ない。
モクレン科の落葉樹
サイズは大きい。葉っぱは40センチ、花は20センチ、実も10センチを超える
北海道から九州まで日本本土に生息
樹皮は漢方に使われ、樹木は柔らかいが質が統一されているため鉛筆やまな板など身近なものに使われているそうです。

大きな葉っぱはトチノキに代表されるように
とても素敵な存在感があります。
ホオノキもの葉っぱも、朴葉味噌、朴葉包み焼き、朴葉餅などに使われています。

新緑の時期、写真では遠近感がなくなって全体像がつかみにくい
これでも5メートル以上あります。都会の街中では管理が大変そうですね!
5:ツツジ山

新宿御苑には3つの入り口がありますが
そのうちのひとつ”千駄ヶ谷門”を入るとすぐにあるのが”ツツジ山”です。
もうピークは過ぎ去ってしまった感じですが
綺麗に刈り込まれたツツジは綺麗ですね。

刈込みを行う植物の花を咲かせるのは気を使います。
花まで一緒に刈り込んでしまっては、元も子もないからですね。
ツツジは強固で開花のピークを迎える時期、花は次から次へと咲かせます。
気軽に美しい花を楽しめる植物として全国にとても多くみられますね!
それにしても大きなツツジ達です!
6:フジ棚

全体的なボリューム的に整えられた”フジ棚”
花の量もセーブされてて綺麗な印象です。
フジは平安時代の短歌などで多く使われており”女性の象徴”でもあります。
紫のしだれた花が女性的と表現されたからです。
伝統工芸のモチーフとしても多く登場して
貴族などに好まれた”園芸種”だということです。

特徴的な花はとても綺麗ですね!
初夏にピッタリの涼やかな印象だと思います。
7:カルミア

カルミアです!
ツツジと同じ種類なのでとても強固です!
すくすく育ってくれて花も可憐で庭の樹木としてもいいですよ。

色んな花の色がありますが、こちらは薄ピンク
小さめのコンペイトウのようなって表現されますね!
まだまだこれから開花しそうですよ!見どころです!
8:セイヨウシャクナゲ

こちらもツツジ科ですので育てやすいですよ!
色んな品種があるのですが花はどれも”ツツジ”と同じような花です。

花は綺麗に咲いてるのですが
もうちょっと花数があってもいいですね。どうしたのかな…
しかしこんなに背が高くなるんですね!
9:ラクウショウ、オオアマナ

ラクウショウはお庭の木としては、あまり聞かないかもしれませんね。
新宿御苑ではメタセコイアの隣りに植えられています。
どちらも落葉樹でこういった公園によく植えられている樹木です。
ラクウショウは落羽松と言いまして
落葉する葉っぱが羽のように舞うことからそのように呼ばれています。
しかし初夏の新宿御苑の主役は落葉ではなくて
ラクウショウの気根とその下草、オオアマナです!
気根とは根っこが呼吸するために、根っこの一部が地上に突き出てきたものです。

尖がっているのが気根!そして下草はオオアマナというユリの仲間。
この時期はオオアマナが開花!
とても幻想的な世界観になってます!

そこらじゅうオオアマナ!

一見の価値はあると思います!
一度はご覧になってください!
10:ハンカチノキ

ミズキ科なので街路樹とかによくあるハナミズキと仲間です。
葉っぱの雰囲気が良く似てます。
白いのはハンカチノキの花と言われていますが
実際は”苞(ほう)”という葉っぱなんです。
これがハンカチっぽいのでハンカチノキと呼ばれています。
この日は強風も吹いていてこれが散って舞うんです!

子どもたちが落葉してくる葉っぱを取ろうと必死でしたね。
これも今ならではの光景ですので、初夏には見ておきたいです!
以上、2019年初夏に見ておきたい新宿御苑のオススメ10選でした!
ちょっとの時間差で見どころは変化していきます。
そのつど確認して一番素敵な植物の姿をごらんになってください!
私の時間が許す限り、いろいろ植物のすばらしい瞬間を見たいと思っています。
それが日々の生活に潤いを与えてくれて、また癒しと活力になります。
それを仕事として皆さんに還元できるよう
植物の勉強を続けていきたいですね!