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第97回池坊目黒教室!3年7ヶ月目!『赤目柳とリンドウ・2種生け』

赤目柳とリンドウの2種生け

2020年の池坊の学びもあと数回
年末、忙しくなりつつも頑張って行こう!
という気持ちです

前回は”生花新風体”を30分でチャレンジ!という
とても無謀な試みでしたが
今回はしっかりと学んでいきたいです

97回目の学びは”研究会のため”の学び
月末の日曜日にお茶に水にある
”東京池坊会館”で開催されます

月に一回、池坊の支部で開催される
研究会とは”池坊皆伝”のための学び
頑張って行けばいろんなチャレンジが可能になります!

花材

花付きが良い池坊の定番リンドウ

とても花付きが良い”リンドウ”です
こんなに花がついたリンドウは
きっと自然界にはないかもしれませんね

池坊では定番と言ってよい花材
紫の花弁と細い葉っぱが素敵ですね!

表裏がはっきりした赤目柳

赤目柳(アカメヤナギ)です!
これも池坊では定番の花材と言えます

池坊では花材を理想のカタチに変化させます
その”曲がり”はとてもしなやかな植物じゃないと
表現しきれません

そのため、その赤目柳は”曲がり”を作りやすく
理想のカタチを表現しやすい花材と言えます

また日に当たった場所は赤く
日陰の方は鮮やかな緑をしています
そのため植物の”裏表”がハッキリ分かりやすい!

初心者からベテランまで
愛される花材です
私も楽しんで使っています!

横田のいけばな

池坊目黒教室の生徒である造園会社ぐりんぐりん横田のいけばな

いつものごとく、先生より軽く説明を受け
”チャレンジ!”
でも当然ですが、分からない!迷う!嫌!

他の生徒さんの様子を伺いながら
ドンドンいけていきます!

真、副に赤目柳
体にリンドウという体制です

真、副は通常ですと5本で構成されます
しかし今回は”7本”
2本増えるだけでかなり難しい

まず、どこに入れていいの?って迷います

先生の直し

  • 真後ろの高さ
  • 真前2本のバランス
  • 真前の位置
  • 真前の高さ
  • 真に対しての副の高さ
  • 副の分かれ目の位置
  • 副あしらいの関係性
  • 全体的な溜め、曲がりが弱い
  • 体のリンドウの使い方
  • 体の高さ
  • 体のボリューム
  • 体の関係性
  • などなどなどなどなどなど…

まぁほぼ全部を直されまして
ほとんど原型の無い感じになりました

先生の2種生け

先生の直しが入った赤目柳とリンドウの2種生け

”素晴らしい!”
さすが我がティーチャー!
相変わらず見事な作品になりました

ポイントは”真前”の使い方
2本ありますので、それぞれを全体のバランス

そして最近よく言われる
”真、副と体のバランス”
つまり赤目柳とリンドウのボリュームのバランスです

リンドウは切り花用として栽培されています
そのため花のボリュームが多い
そのまま使うと”体”のチカラが大きくなります

そのため花を減らすか
真、副のチカラを強くする!
色々と考える必要があります

まとめ

今回の池坊のいけばなは”生花”
いつも言われるポイントは一緒です

なぜ同じことを言われるのか?
長さやカタチは決まっているのに?

それは花材が違うからです
同じ赤目柳やリンドウであっても
色、太さ、カタチが全部違います

そのため、いつも”ライブ”としていけています
前もって準備が出来ない
”生もの”と言えます

それが難しく、面白いのかもしれません

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私たちは池坊を通じて学んだ
日本人の美意識をお庭づくりにいかしています
それは和風とか洋風を超えた感性

  • 人がどうして癒されるのか
  • 植物がどう生かされるのか
  • 人と植物の関係

実は、伝統的な”美”は時代とともに進化しています
それは大きく奇抜的に変化することではなくて
ゆっくり染みわたる”なじみ”

お庭は作ったときがスタートです
それから何年も一緒に付き合っていくのです
皆さんとお庭が”なじんでいく”
それが私たちの目指すお庭づくりです

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TAKUNOBU YOKOTA

自然素材をつかったナチュラルガーデンの庭づくりを提案する、造園会社ぐりんぐりん代表。今の時代に合ったモダンなナチュラルガーデン、植物とお庭があるライフスタイルをオススメしています。現在は都会の中の野菜とお庭の関係を模索中。

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