いけばなの源流である池坊では
自由花・生花・立花の3つのタイプに大別しています!
例えば生花は『その花の出生をいける』と決められており
基本的な約束事が存在します
しかし、それはあくまで基本、形にすぎないのです
すべての前提に『出生をいけること』があるのです
※出生とはその植物が自然の中でどのように生きているのか、ということ |
花材はクルクマ
用意されたのは3本のクルクマの花、6枚の葉っぱです
一目瞭然!コレみていけられなかったらセンスなし!ですよね~
この通りいければイイんですからね!
20分後…
『分かってないわね~高すぎるのよ!』
『副と体は全体に対しての副と体なわけ!』
『背の高い花と葉っぱの関係性がないじゃない』
『背の高い花なんだから、高くいけないさいよ!』
『花が大きすぎるのよね~真に近い、高いほうが普通大きいじゃない』
『枯れた花びらとりないさいよ!』
しばらく続く…
気がつくと直されてまして
つまり!
このクルクマやギボウシ、しおん、アガパンツスなどは
花の位置が高く、下の方に葉っぱがつくという出生なんですね!
こういった花材をいける際のコツは
『真副の間遠く、副体の間短く』だそうです!
そもそも真・副・体って?
今回の場合『真』はこの花です
『副』はこの葉っぱです
右側に飛び出たのが『体』でした
つまり今回の『真副の間遠く、副体の間短く』は
真と副は赤い矢印、ここは距離がありますよ~離れてますよ~
副と体は黄色の矢印で、こちらは近いですよ~間狭いよ~
ってことになるんです
結果!!
葉っぱは花より遠くにあるので
赤丸のように、下の方で葉っぱがまとまった感じになります
花は高い位置にあるので、赤丸から飛び出した感じになります
これが『背の高い花のいけかた』のコツですよ~!
以前、紹介した生花とは、ちょっと姿、趣が違いますよね
このクルクマはこんな出生
自然の中でこのように咲いているんですね~!
■流行りですか!?『目黒区総合庁舎の屋上庭園』こんなところに庭園が~!
■第25回池坊教室!8ヶ月目!『一応覚えてるのね!?』進歩しない空間
■映画『花戦さ』観劇!絶賛公開中~!池坊の原点『初代・池坊専好』