夏は植物が意外と少ないってご存じでしょうか?
特に”花”がない!
私たちお庭づくりをしているモノにとっても
”夏の花”って貴重なのですよ!
その中でも子供の頃から夏の代名詞でもある
『ひまわり』
今回はミニひまわりをつかった自由花です!
もくじ
夏の自由花:花材
◆ひまわり

とても可愛らしい印象がる”ミニひまわり”です
本来多いな花という記憶があるひまわりが
そのまま小さくなった感じです!
”小さいもの”ってカワイイですよね
手のひらサイズのひまわりは
ブーケや一輪差しでも大活躍してくれるでしょう!
◆レモンリーフ

レモンと言いながらもレモンの葉っぱではありません
ツツジ科の低木でして、レモンの葉っぱに似ている!
っていう理由でこの名前がついています
商品名って本当に大切ですね
レモンでもなんでも無い、無関係のだたの葉っぱですが
似ているっていうだけで、とてもカワイイ名前がついてる
みんな知っていてキャッチーな名前
レモンって実際に実っている姿観たことあります?
本当にカワイイ、面白いんです!庭にもオススメですよ!
◆フトイ

普段、あまり見かけることありませんよね
”フトイ”ってどこに生えているんでしょうか?
水辺や湿地帯に自生してます!
地下茎でつながっており、かなり群生して集団で自生してるそう
多年草でかなり強健な存在らしいですよ!
仲間で”シマフトイ”っていうボーダーの柄の種もあります
池坊ではフトイは使うことが多いらしいです
ある程度カタチを自由に変えられるので
作品づくりに重宝するようです!
夏のいけばな・ひまわりの自由花.1

この写真を見たのが、このブログを書いているときなんですが
なんだか”船”みたい…帆をはった感じでね…
こんな感じだったんですね、実物と写真の違いなのか…
フトイは全体の構成のために使われます
ある程度、自由にカタチを変化出来る存在ですから
今回の場合は好きに曲げてつかってOK!
三角でも四角、ギザギザでもナミナミでも
大切なのは”粗密、高低、非対称”、そしてあくまでも脇役
主役である”ひまわり”を包括するためにあります

正面からは分かりにくいのですが
以外に複雑に絡み合った感じで作られています
複雑だからイイのではなくて、結果的にこうなったんです
しかし上から見ると、ちょっとバランスが悪いですね
改めて俯瞰(ふかん)でみると色々と発見がありますね!
これもブログをやる理由のひとつです
夏のいけばな・ひまわりの自由花.2

第92回目はこんな感じになっております!
どこが違うかって…しっかり見ないと違いが分かりませんね
池坊ではかなり立体的にいけることが大切です
- 粗密
- 高低
- 非対称
どの角度から見ても、これが守られていることが重要です
正面から見て、全部OK!
しかし上から、横から見てダメならやり直しというコトです
今回のいけばなは、フトイがどこも並行ではありません
角度も違っています
一部、一見すると並行にみえますが
また上から見てみましょう!

先ほど、平行だと思っていた部分は『アラ、不思議!』
どこでしたっけ?って感じですよね
こうやって結果として複雑に入り組んでいるのです
しかし、実際にいけるときはライブ感覚でいけています
それは自由花だけではなくて、生花の場合でも同じです
自由花とは⇒池坊って何だ??池坊の3つのスタイルの1つ!自由花!!
生花とは⇒第23回池坊教室!8ヶ月目!初夏のカキツバタ!5組の生花にチャレンジ!
しかし、実際に行ける前に8割がた”頭”で考えています
それからライブでいける、それが2割
そんな感じでやっています!
- 花材をもらったら、どうやっていけるか考える
- どの花をどこに、この枝をここに、この長さで、この角度でと考えます
- 実際にいける、ライブなので良くないなぁって思ったら臨機応変に変える
でも”ライブの2割”に時間が凄いかかっています
それはまだまだ感覚が磨かれていないので
良い結果を出すのに、何度もやり直して時間がかかるのです!
まとめ
今回池坊のいけばなで普遍的な問題点
基本的なルールとして
- 粗密
- 高低
- 非対称
これを意識する
そのバランスを磨くということです!
美しいバランスとは、黄金比とか白銀比とかありますよね
その比率は完ぺきな美しいバランスとされています
それをどこで見つけたか?
自然の中です!
池坊では植物が自然の中でどう生きているのか
それを写し取り、理想的な美しさでいける
その理想は、池坊の長年の歴史で研ぎ澄まされた比率なのです!
自然の中に直線は無いですし、等間隔なんてない
すべてに粗密があって、高いものや低いもの、全く対称ってこともない
そう見えるだけで絶対は無い
それをしっかり磨いて
お庭づくりに活かしましょう!
その美しさは確信がある美しさなのです

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