早くも11ヶ月が経とうとしている池坊です!
早いですね~花展に出品の話しもあったのですが
仕事の関係で出品できず…
それでもコツコツと続けたいと思っている今日です!
本日は久しぶりの”生花”(しょうか)です!
生花にはいろいろと約束事がありますが
それらを踏まえた上で自由なのであります
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自由とは”花材”によって適材適所があるってことなんですね!
基本的には7本生けなのですが
それでは弱いと感じたら
本数を増やす必要があるってことになるんです
本日の花材です!
上 | ヘリコニア | ヘリコニア・プシタコラム バショウ科(大きくはバナナなど)現在はオオムバナ科 インド~南アフリカ原産で熱帯植物 常緑多年草 背丈は90センチ程 花期は6~9月 種類のよっては巨大化する |
中 | オクラレルカ | アイリスの一種 アヤメ科アヤメ属 細く長い葉っぱが好まれ使用される 沖縄で生産 背丈は70センチ程 多年草 |
下 | 千日紅(白) | ヒユ科センニチコウ属 多くは熱帯植物の一年草 育てやすく花期が長い 鉢植えが良いが種類によって地植えが可能 花柄は切り戻してあげると綺麗 |
似たような植物がこの世には
沢山ありまして…
判別、名前を覚えるのが大変です~
この写真でも緑の葉物を
”シャガ”と思っていましたが
先生に確認したら”オクラレルカ”と言うそうな!
あまり植物に詳しくないので
どっかで一度は目にしたことがある程度…
花屋さんが届けくれるのは
切り花として最高、植物の生育の最高の状態です
なので育ちきってない場合もあるので
ネットの写真とかではなかなか出てこない
姿をしていたりします!
いつもは生ける前に、先生より
『こんな感じで』と各植物の使い方や特徴など
ご指導をいただいてから、生け始めるのですが
今回は割と自由に考えて生けなさいとのこと…
とうとう放任主義になられたかと思いましたが
基本的なことをサラっと確認してくださいました
そして20分後…
先生からも『綺麗ね』との言葉!
オー!初めてかもしれません~
今回の先生による修正は、一つ!
”中心の線が薄い”ってコト
専門的に言いますと…
真前が弱いってこと
それをアツくすると
副が少し弱くなるので
もう一つなびかせたいとのコトでした
真ん中にあるヘリコニアの真ん中あたりが
ちょっと寂しい感じがするので
そこにオクラレルカの葉といれなさい!って直しでした
そうすると中心部分の緑が濃くなって
左部分が弱くなる感じになるので
一番左に一枚、オクラレルカの葉っぱをいれて
バランスをとってみました!
こんな感じの修正をいただきました
概ねはOKみたいで
先生から携帯電話での撮影会となりました~
先生のfacebookにも載っています
携帯電話でいけばなを撮影する場合
水際に注意するべし!とのことです~
簡単に言いますと、水を写さないってことですね
一番下の葉っぱと花器を重ならないよう
低い位置から撮るのがコツだそうです!
コレはレクチャーを受ける前に撮ったもの
水や剣山など、花器の中が写ってしまっています
お花も葉っぱも花器にかぶっていますよね
これはNG~ってコト
低い位置から撮影することで
花器の角度が全く違いますよね!
こうすると生花の特徴
正面からみると一本にみえるってことが
はっきりしますよね、そして美しいですね~
今後はこの撮影の仕方で
生花の美しさもお伝えできればいいですね~
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